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ネット人生まっしぐら、アナログとデジタルの狭間にいきるドーラの雑記帳です。
02 / 02 Sun 22:59 ×
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06 / 27 Sat 14:15 #ドーラ ×
マイケルの訃報が昨日ラジオから流れた。
私が唯一もっているマイケルのCD。
マイケルジャクソンヒストリーを昼から夜中までずーっと流し、故人の冥福を祈った。
いつもは2回も聞いたら飽いてしまうのだが、何故か昨日はずっと聞いていられた。
「そうか、マイケルの歌はこう聞くのか」
と思った。BGMである。歌として聞くとすぐに飽いてしまっていた。

私は昔から歌手としてはてマイケルは好きではない。
大ブームだった頃から、琴線に触れない音楽として興味がなかった。
実際CDも2回も聞いたら飽きてしまってたので新品同様だ。
でも、彼のなした偉業は異論が無い。
エンターティナーとしてのマイケルは最高だった。
彼がミュージックシーンの潮流をガラっと変えた。
マイケルの歌は好きじゃなかったのに、ずっとマイケルが気になっていた。
先日亡くなったキヨシロウさんのようなポジションだった。
ふと、
「どうしているのかなー」
と気になり探したくなる。新曲を聴きたくなる。
「あー元気でやってるんだー」
と思うと何故か安心する人だった。

彼はいつも寂しい顔をしていた。私にはそう見えた。
あの空虚さがずっと気がかりだったが、数年を経てある日ドキュメンタリーをみてそれがわかった。
なんてこった・・・スーパースターの背景には愛がなかった。だからあんなに寂しい顔をしていたのかと思った。
それからマイケルが気がかりだった。
裁判の時も、「それはない」と断言できた。あれほどの人になると欲しくも無い注目をこれほどまでに浴びるものかと胸が痛んだ。

50歳という若さで亡くなった。
彼は前のめりに亡くなった。
生い立ちをこえ、確執をこえ、栄華を極め、借金大王を極め、人種差別を超え、肉体を自らいためすけ、心を痛めつけられ・・・。それでも彼はキレて大騒ぎすることもなく、弁明に顔を赤らめることもなく静かに反論し、静かに行動した。
彼は最後の最後まで自分の人生に立ち向かった。
「だからか。俺はマイケルを好きだったんだ」
そう気づいた。そうだ俺はマイケルが好きだったんだ。誇らしかった。尊敬の念をいだいていたんだ。あれほどの整形だ相当副作用は想像を絶したと思う。あるゴシップ写真でみたマイケルの崩れきった顔はまるでバットマンのジョーカーのようだった。思わず目をそむけた。彼はあらゆるモノを超えるため行動を惜しまない人だったのだろう。恐れなかったのだろう。並みの人間では出来ないことだ。

彼はけして歌が上手だとは思えない。しかし、確かに何かがあった。彼にしかないそこはかとなく感じる魅力が彼の歌にはあった。そのせいで私は数年に1度は必ずマイケルの曲を聴きたくなった。そして1度聞いて「ああ、そうだった」と思い、CDをしまうのだ。あの雰囲気はマイケルそのものだ。誰のものでもないし、誰にもだしようがない。マイケルを真似している人が歌ってもマイケルの歌にならないのだ。あれは彼だけのもつ魅力だった。彼は魂で歌っていたのかもしれない。

彼は最後まで前のめりだった。彼は最後まで戦ったのだろうと思う。
彼のことは死ぬまで忘れないと思う。
そしてやっぱり数年に1度、彼の声を聞きたくなるだろう。
その時に彼のしてきた個としての勇気ある行動と、挑戦に思いを馳せたいと思う。
マイケル・・・
マイケルジャクソン・・・
ああ、マイケル・・・
マイケル・・・

マイケル・・・。

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