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ネット人生まっしぐら、アナログとデジタルの狭間にいきるドーラの雑記帳です。
02 / 03 Mon 04:55 ×
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08 / 04 Tue 13:49 #ドーラ ×
月、火の楽しみといえば12時からあるイルジメだ。
そもそも現代ドラマは臭すぎてアメリカ連ドラを含め到底観る気になれない私ですが、歴史ものやSF空想ものだけは観れます。アニメのほうがメッセージがより純粋に伝えられるといった趣旨の発言をした宮崎監督と同じで、SFや歴史ドラマは空想とリアルの延長線にあるので色々なものが緩和されます。
特に歴史を舞台にしているとよっぽど臭くてもみれてしまいます。完全なる嘘は描けないし、さりとてほぼ空想だし。だもんだから昔から時代劇はクサくてもかなり観てました。
まさか韓国時代劇でもこの方程式が通じるとは思っていませんでしたがw イルジメは韓国の時代をバックにした空想時代劇なのですが、まーおもろいんですわw 先が読めるドラマってのはなんでも観る気がうせますが、時代劇ってのは先が読めてホボ当たり前的な展開が常套なので、こっちは読めても観る気は失せないんですw いかにもよく考えた人間関係や、出来事の配列ですが時代ものってのは、本来元々結果を知った上で辿るという前提があるので、架空であっても気にならないものです。

見所はどうみても未来忍者風のイルジメや、いかにも日本の漫画的なエッセンスてんこ盛りの部分でもありません。色々突っ込みどころは満載なのですが、このドラマはとにかく人間模様がいいんですよ!!
美男子であり、高貴な生まれでありながら、普段はバカ丸出しのドラ息子をわざと、しかもストイックに演じるヨンことイルジメ。ブレないんですよ。どんな時にでもドラ息子丸出しで、常に悪者を演じるストイックさに男として惚れますw 日本のドラマではだいたいブレるんですが、彼はブレそうになりながらも決してぶれない。
そして、このドラマでは飛びぬけた美しさを誇る高貴な娘。庶民の味方的位置なんですが、恒例の主人公に想いを徐々に募らせていく感がいい。これがまた超可愛いんですわw 嘗て輝きをもっていた頃の宮沢りえちゃんを思い出します。まー当時の彼女の方が凄かったけど、それを彷彿とさせる魅力MAX!!この彼女の惹かれぐあいが凄いスローでまたいい!!サクっと恋におちる現代劇の間抜け間がない。
この彼女に対して、貧しい出の娘が恋のライバルとしておるんですが、この子がまたいい!!超可愛い高貴な子に対してこっちはモッチッチ顔で下世話で癇癪持ちというまるっきり逆のタイプなんですが。この子が自分が幼い頃に誓った男の子がヨンことイルジメであることを知り、途中までやりたい放題ヨンをケチョンケチョンにしていたくせに、もー一途にぞっこんなわけなんですよ。人間がかわっちゃうんですが、その変わり方がいい。可愛いんですなー。
そしてヨンの義理の親父・・・これがいい。このドラマの最大の救いがこの親父殿。嘗ては錠前破りのプロで悪党だったのだけど元高貴な婦人を嫁にとってから人生180度転換する。彼女をストイックに愛し、息子を溺愛しながらも正しく育てようとするさまは個人的には親の鏡だと思ってます。自分の痛みや苦労を苦労とせず、奥さんや息子の為なら火の中牢屋の中って感じ。しかも常に「大したことない」と笑顔を振舞ってみせるさまはなんとも素晴らしい。ドラマ最大の良心ある人間です。この親父の嫁さんがまた美人なんだw この嫁さんと親父の関わり方がまたいい。嫁さんは息子のことばかり考えているのだけど、ちゃんとオヤッサンのことを愛していている。オヤッサンはいつも「愛しのタン」とかいってはばからずいかに自分が愛しているかを包み隠さず公言する。ないがしろにされても「そこがまたいじらしい」とポジティブシンキング。「あなたにもし何かあったら私は生きていられません」と行って走り去る嫁さんの言葉を聴いて、思わず嬉しくて「ニマー」っとしてしまう愛嬌さったらない。
一方では政治家達の暗躍振りがどこの国も同じで、それぞれが保身のために必死なんですなー。それもまた面白い。かなり複雑な人間関係を構築されているのだが複雑に感じないほど徹底した個性っぷりなのでわかりやすいのもいい。日本のドラマみたいに観客をタダ裏切るためだけのキャスティングや展開をさせないのもいい。「やっぱり!」の連続なんだけど、中心人物たちの人間の描き方が繰り返し出てくるので自然と受け入れられるしジレったくなく観ることが出きる。月、火しかやらないのだが、毎週楽しみですw

アメリカのドラマであるフレンズみてから見ると、ほんとお国柄が出ますわー。価値観の違いというかねー。今日のフレンズなんて、サブキャラとしてはかなりの頻度で登場したレイチェルの上司がいきなり何の前振りもなくネタ落ちのためだけに事故死だよwwww ちょーーーーーーwwww なんちゅうー命の軽さ。さすが原爆を落とした国民だな。おっと皮肉すぎたか。横道にそれるがオバマさんのれいの発言を俺は指示するよ。あれを言えないようではオバマさんもたかが知れていると思ったが、言ったね。大した人だよ。

いやーしかしイルジメやばいな。面白いw 来週がまた楽しみ。にしてもあの子・・可愛いっすなーw むふーw水、木はCSIなんだが・・・くれー・・・くれーよ。なんかアメリカのあの手のドラマ完全に飽きてきたな。全部同じ構成だよ。んで、アノ手のって先が読めた段階でなぞるだけで興味が失せる。ちゃんと人間を描いてない、描く気がないから構造がよめると超つまんねーんだよなー。その点でイルジメは違うな。

先日ラジオで明日のジョーの原作者チバ先生が登場!!していたのだが、驚きだったね。やっぱりね、キャラが人生を歩み出すんだなーって思った。だからこそ不朽の名作なんですよ。今思い出してみても、ジョーと力石は生きていても不思議じゃないと思う。それぐらい生きている。元々、力石はチョイ役の筈だったとか、死ぬはずではなかったし、TV局からも「人気があるからなんとか殺さないでくれ」と頼まれたけど、「ここまで来たら普通助からないだろう」と丁々発止の末であの結末を迎えさせたことといい驚いた。

今のドラマ、映画、漫画、アニメ全てに通じるが、最初から、こーして、こーして、こーなったって決められた筋書きただ辿るだけなんですなー。だからその筋が読めたら全く詰まらない。キャラが人生を生きてないからね。そうじゃないんですよ。キャラが自ら人生を歩んでいる。原作者はただ辿っているという、まるで指輪物語のサムみたいなものなんですよ!! だから面白いんです。だから共感する!! 俺も書きながらドンドン役割が変わっちゃったりキャラが人生を歩き出してコントロール不能になり困ってしまうことが多々あるのだが、あれでよかったのかと思ったね。ほっときゃいいんだな。本筋をブレないようにさえすれば。・・・これが大変なのだが。今の作品はひでーのばかりぜよ。

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