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ネット人生まっしぐら、アナログとデジタルの狭間にいきるドーラの雑記帳です。
02 / 09 Sun 11:59 ×
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08 / 29 Sat 14:31 #ドーラ ×
いやー驚いた。
親父の若き日の写真が出てきたよ。
驚いたね。
親父の写真は結婚前のが一切なかった。
だから見たことがなかったし、本人も過去に興味がないタイプの人間だし、何よりうちの親父はギリで戦争世代なので、過去なんて振り返るどころか抹消してしまいたいほどに怒りを感じていた。過去の話は大人になるまで一切話したことはなかった。この年になりこっちも興味がわきポツポツの聞くとポツポツと語るぐらいで、自分が過去の話をするなんてことは一切なかった。
20年前迄の親父なら、写真を燃やしたかもしれない。燃やさないまでも、少なくても見ることはないし、語ることもないだろう。思い出したくないことを思い出してしまうから。人間変わるんだねぇ。

おじさんが唐突に遊びにきて1週間がたつが、
こっちにあるあばら家(謙遜ではなく事実だと思うw)を整理していたら写真が出てきた!!
昨夜帰って来たので見せてもらったが・・・

凄い!!凄い!凄い!すごーーーーい!!
写真ってすごーーーーーーーーーい!!

結婚以後の親父からの表情からは想像でも出来ないほど獅子奮迅の思いというかエネルギーというか大志に満ちた顔をしている。若いというのは当然だが、それ以上に未来への希望と意志力に満ちた顔をしている。結婚した時点では既にその希望は失せた顔をしていた。研究員だった親父はそこで圧倒的な現実の前に打ち砕かれたのは明白だった。思い出してみると、確かに1回だけそんなことを言ったことがある。
「お前わかるか、世間の連中は何もわかっていないが発見するっていうのはそんななやまさしいもんじゃないんだぞ!」
これは青色発行ダイオードを発見発明しノーベル賞をとった若田さんだっけか?のニュースの時に感嘆をもって一度だけ親父自らがいった言葉だ。後に親父は研究所の研究員だったと聞かされ驚いたものである。
何かを研究するには親父は真面目すぎる。天命にまかせるぐらいの天下太平楽の研究好がタマタマみつけられるぐらいのもんだろ思う。俺も無理だろ。真面目すぎる。真面目な人間は理詰めでいく。だから理論の構築には適しているが、一旦組み上げた理論が間違いだったと気づいた時に、頭が真っ白になって身動きがとれなくなってしまうのだ。そこで現実を受け入れるころには圧倒的な絶望感と失望感に打ちひさがれ研究をやめてしまう。それでは1000%見つからない世界・・・そう私は解釈している。

しかも写真は30年ぐらいずっと箱に収めたままだったので保存状態がよく、まるで昨日とったかのような状態だ。まるでタイムスリップして過去の親父と会話をしたかのような感動が私を包んだ。明らかに今の私より若い親父は青雲の意思のもと充実した顔で今の私に語りかけているようだった。

写真は父のだけではなく、親戚の写真もあったようで、持ち帰った数枚を見せてもらった。なんと生まれて初めて母方の曾爺さんを見た!!当時ですら92歳だかなんだか?だが、カメラを見つめる目は明治男の気骨というか気概が凄まじい迫力となって伝わってきた。その写真を見て叔父さんもその曾爺さんとの会話を一つ思い出して語ってくれた。
「曾爺さんがね、子供の俺に突然「○○お前は将来どうするつもりだ!」といった。おれは何も考えてなかったけど口から出任せで「中国を相手に商売する!日本の何倍も多い3億人もいるのなら(間違っているw)1人1円儲けても3億円になる!」と言ったんだよ。すると「○○!お前はたいしたもんだ!!」と言われて、出任せだったけど嬉しかったねぇ」
ふと叔父さんは寂しい顔をして、
「今はこんなになっちまったけどさ・・」という。
叔父さんは父や妹に写真を大量に送ったけど、自分のは持って帰らなかったようだ。なぜ?と問う私に「思い出したくないから」とのこと。何か余程のことがあったならわかるが、そうではないようだ。過去の自分の青雲に満ちた顔と今の自分の落差に受けがたい現実があるからとのことだが・・・。

そう考えるのはやるせない。
過去は過去だ。既に終わったことである。
自分の過去や現実を否定しては生物は一歩も前は進めないと思う。
現実の自分がどうあれ今の自分の肯定なくしてはいかなる幸せも満ち足りた現実も、ましてや未来もない。
世界的な発明をすることがどれほどの人生なのだろうか?と思う。
死んでしまえば皆同じである。
国土に匹敵せんばかりの豪邸に住んだからといって何が満ち足りているのだろうか。
寝るには1畳あれば充分だ。贅沢いって2畳だろう。
彼の生と我らの生になんの差があるのだろうか?恐らく何も差はない。自分の人生を通した生は自分だけのものでありそれそのものがなんであれ変えがたい経験である。だから将来もう少し技術が進めば他人の脳と記憶を覗き見れることが最大の娯楽になると思うよ。まーまだ当分無理だろうけどさ。(PSO外伝に1シーン書いたようにね)予言しておくよw まーんな大げさじゃなくて実際既に挑戦している人もおるやろうけどさw

いやーなんか感慨深いもんがあったねぇ。
結果はどうあれ、過去の自分に誇れる今があるだろうか?その時に少しでも遣り残した感があるなら今からでも遅くないから挑戦したほうが、楽しいだろうなーw 俺はわりと過去の写真と対峙して確認することが多々あったから(死にそうになった時とかね、やっぱ過去に戻るんですよ)過去の自分の顔はよーく覚えているが、この写真の親父ほど希望と力に満ちた瞳をしていたことは一度もなかったね。それがショックだった。生命力に満ち溢れているんですよ。あー俺って昔からスレた、どっか世間や自分をいつも俯瞰でみて「あーあ」言ってた人間だったなーって思ったね。自分を生き切っていないんだよな。そうだったんだって今写真を通して改めて思った。自分を俯瞰でみることはとても大切だが、それは時々でいい。常時それでは生きているとは言いがたい。

俺は割りと昔は良かったとか、将来がどうだとかそういうのは考えないほうだ。だから写真は娯楽であって過去の観賞に浸る感覚はほとんどない。既に終わったことである。だから何度か死んだな俺と思うことが続いても「まー大したことない、掃いて捨てるような人生だったけど、これはこれで悪くなったかも」と思って最後は割りと「良かった」と思えた。最初は後悔もしたもんだが、でも思い出してみるとその当時は当時で必死にやった結果だったんだよね。だから最後には「よーやったやん」って思えた。だからこれからどうなろうと「良かった」と思って死ねると思う。故にオヤからすれば「無欲にもほどがある!!」とか「志が低いにもほどがある!!」とか「何を悟りを開いたようなこと言ってるの!!」って言われてしまうわけだがw それは俺なりに何度となく「俺・・死んだかもしれんな」と思うことがあり、自分なりに誰に言うこともなく戦った結果に得た精神性であり、ポッと出た思いでも小説や映画、誰かの発言の受け売りでもない。そりゃー俺だって当初は「このまま終わってたまるかー!」と布団の上で数ヶ月ももだえ苦しんだが、3ヶ月も戦うとね、圧倒的な現実に対して「まーしゃーねーなw」って思わざる終えないのよ。でないと救いがないんですw 苦悶しながら死にたくはなかったので、やはり究極的には「是」しかないんですよ。現状の全ての自分を肯定する。その上で今この1歩を歩むしかね。このままのたれ死んでも1つの死でしかないんですよ。今を生きる生命にとって、それは1秒1秒、瞬間瞬間のココの闘争であり、既に失われた生に思いを馳せている場合でない。今とは生きているモノのためのステージであり、死したもののステージではない。だから、多分あの世はありそうな気がするんだけどね。師匠に起きている出来ことにかんしてもあの世ってやっぱりありそうだなーと思わざる終えないことが随分起きている。ただ、それですら自分の都合のいいようには起きないけどさ。

どんな大富豪であれ、名も知れぬ浮浪者であろうと1つの人生であるこに何の差もないし、100年もすれば、もっと言えば200年もすれば確実に誰も覚えていないのも間違いない。つまり何の差もない。何の価値の差もない。更に言えば200年たっても、1000年たっても誰かが覚えているような作品を書いた人達がいるけど、それが果たして本人とって幸せなのかなんて誰もいえない。何故ならとっくにその人は別なステージにいるわけで、今というステージは今生きている人だけのものだからねぇ。むしろ「いい加減そっとしといてよ」って人もいると思うんだよね。

いやー・・・生きているって凄いねー!!そう思わない!?
そしてなんて贅沢なんだと。この配役をどう演じるか、生きるかってのは自分次第なんだから。監督からはなんの指示も聞こえてこないわけだからねぇ。贅沢だねぇ~。その贅沢なときを、演出を俺は「仕事もないくせに日がな一日モンハンFを遊び続けるだけの男」って設定、凄くない?wwww ちょwwwww そんなキャラ理性では配置でけんよwwwww 俺が原作者ならそう思うね。コイツ何の意味があるんだwwwwww みたいなwwww でもね、着実に息づいているんですよ。生きているんですよ・・・。そしてこれが何かの物語なら、観客は主人公やヒロインに心奪われながらもこうしたキャラに愛着をおぼえるんですよ。彼はどうしたんだろう?このままじゃ彼は路上生活者になっちゃうんじゃないの?彼はそれを理解しているのに何で何もしないの?出来ないの?いや、出きることはあるはずだ?!そうだ、きっとある!ってね。脇役が美味しいって言われるわけがそこにあるんだよねぇw 

さー俺の人生は今後どのように展開されるんだー!?
それは俺にすらわからない。
今まさに生きているということだけ。

今日は久しぶりの猛暑日で室温が35.5度になり、湿度が58%あり、湿度が60%超えてない分まだ過ごしやすいけど、何のやる気もわかないってことだけwwwwwwww そして既に14時を過ぎているのに飯食ってないってだけwwwwwww これから風呂はいって飯くったら・・・・夜だよwwwwwwwwww うぷぷぷぷぷぷ これってさー実は凄い面白くねぇ?w これだけで小説かけそうだな。「何が面白いんだよコイツ!!生きてて何が楽しいの!!あんたさー!!がんばりなさないよ少しは!!」って怒りながらもどうなるか読まざる終えないみたいな。んで、いかにも落ちなら、彼はその後その写真をキッカケにがんばりそれなりの成果を残し家族に看取られ充実した生を営んだとさ。ってなるよねw そういかないのが現実なんだよ!!だから凄い。やっぱ生きているってのは凄いね。人間の想像力を超える。

いやーでも、
久しぶりに写真みてビビビッってきたなー。
感動した。心から感動した。
俺の人生にはあんな輝いた顔をした日はなかった。気づけば病との闘いだかったからなぁ。必ずなんかあった。かさったことも少なくないし。
あんな輝いた顔してみたいなー。それは単純に思った。
あんな輝いた顔した瞬間が1つでも多い人生っていいなー。
結果はどうあれね。結果なんて奇跡みたいなもんだよ。たまたまだよ。神の祝福といってもいい。人間の努力なんて基本クシャミで飛んでいくみたいなもんだから。過去の成功者の本でもつくづく思った。努力が結果に報われるパータンが実に少ないか。結果的に努力は皆それぞれしているんだと思う。見えないかたちでさ。見える形の努力なんてたかが知れている。努力というラインをこえないとね。到底無理っす。

俺が輝くにはもう一声身体がついてこんとなー。
やっぱ輝くには身体は大事だよ。
もう少しだよ、もう少し。

・・・風呂はいろw

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