忍者ブログ
ネット人生まっしぐら、アナログとデジタルの狭間にいきるドーラの雑記帳です。
02 / 03 Mon 05:10 ×
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

10 / 06 Tue 12:18 #ドーラ ×
たまさか昨夜も遊びすぎてしまい夜が遅くなりやっていたので見てしまったw
いい番組だ。
46歳WHOの感染対策チーム日本人女性が主人公だった。
いやー!凄いね。この年齢で世界の感染症対策指針の重荷を一手に引き受けているとは!!
恐ろしい!!俺なら考えただけで寝込んじゃうw

同時にいかに最前線では原始的というか当然のことをしているかということだ。
世界中の現象を聞いて、経過を聞いて、それをマトメテ、最大公約数を見出し発表するという至極当然のことを慎重かつ迅速に行っている。あの少ない人数で・・・・・


ヒー!!!こえーーーーっす!!!

でもある面では正直安心した。
日本ではないがしろにされている、当然のことを世界の先端でもやっているのだという事実に。
芸術だってそうだ、同じ方法をとっている。
全ての分野で同じだと思う。そこから始まり、そこに終わるはずだ。何もかわっちゃいない。
それにしても医療現場は命がけだなーーーーーっと!!!
医療関係の皆様ご苦労さまです!!!

彼女が何故そこまで出きるのか、
この医療という現場に赴き、ココまで行き着いたのか、この動機にも激しく心を揺らがされた。
こうでないと、これなら信頼できる。
中学卒業をまたずに脳腫瘍で急逝した弟と病床で交わした願いを彼女は受け取ったのだ。
今も彼女がその思いを受け、今も生きている。

あー・・・それ聞いて思い出した。
俺も病床で師匠の奥さんと願いを受け取ったはずだ・・・。
俺は・・・俺ってヤツぁーーー!!
やっぱ今際の際に逃げるべきじゃなかった。
俺は「もう今夜はもたない」と連絡を受けて動けなかった。
死に際にいる自分が恐ろしくて耐えられそうになかった。
自分が満身創痍で、歩くだけで息がきれ、起きているのがやっとの状況で、この体がどうなるかもわからない最中に、降って湧いたかのようなこの事態に、到底耐えられそうにないと思った。揉める身内、その狭間に揺れる師匠や、それら全ての負の思いを受け取って前向きに死んでいこうする奥さんを到底正常な精神では見ていられなかった。しかし、やはり奥さんの思いは最後に受け取りきっておくべきだった。

逃げたのだ。
いつか後悔する時がくるだろうという思いも含め身体と心が硬直してしまった。
夕方になりようやく意を決して出かけたが、手遅れだった。えもいわれぬ脱力感が身を包んだ。
ただ、翌日に亡骸と対面することは辛うじてできた。触れることは出来なかったが。今思い出しても恐ろしくなる。そこにあるのは嘗て奥さんだったという入れ物だ。彼女はもうココにはいなかった。まるで生気のない人形のような存在がそこにあった。到底触れることは出来なかった。

あー嫌でもあの際にはいるべき人間だった。
後悔する時が予想通りやってきた。もし今より健康になる日がくれば後悔するだろうとはわかっていた。でもその日が来ない可能性もあった。会うべきだった。それはわかっていた。
恐らく彼女は私にもう一度託す思いがあったはずだ。聞かなくてもその思いは末期と告げられた際に受け取ってはいた。しかし、今一度、最後に言葉として託したかったはず。俺はその言葉受け取らない選択をとった。自分に降りかかっている脅威だけでも既にやりきれないのに到底できなかった。それでも受け取るべきだった。今でこそ思うが。彼女は本当にいい人だった。今思い出しても涙が出る。無情だ。現実とはかくも無情なのかと慄いた。

大人になると防衛線をはるのが生の野生としての力を弱らせるのだろうな。子供の頃は防衛線がない。無いものは駆使できない。出来ないからこそ生のまま身のうちに一旦預けられる。TVに出ていた彼女もそうなのだろう。純粋は大いなる力となる。大人になると下手な知識が精神性を弱らせるなぁ・・・。

あー・・行っておけばよかった。俺は死ぬまでそう思うのだろう。それも覚悟はしていたが。その点彼女は凄いなぁ。弟の思いを受け取り、今もそれを活かし、世界の一線でみなの健康を願うとは。しかーし!そんな彼女も日常に戻ると普通の母だ。子供に対してあの高圧的な態度はないw ああいう態度だと子供は母の仕事に対して心からの敬意へ払えないだろう。一杯いっぱいだとああなるのはよーくわかる!!!俺も経験がある。親に対してどれだけ恫喝したか。あれは本末転倒なのだ。どれほど努力をしても死力を尽くしても適わない思い、適わない結果はある。どこかで「あはw 駄目だこりゃw」ってな思いを忘れてはいけない。背負うとそれは重荷なる。背負いはじめたら疲労はいずれたまる。いつしか自分を蝕んで大切なものを失う。自分が幸せにならずして、家族を幸せになんて出来ないし、ましてや他人なぞ幸せにできるはずもない。願いは脇においておくほうがいい。受けつつも、どこか脇へおいておく。故人も負担を望んでなどいないはずだ。

そうだ。俺は俺なりに思いを受け取ればいいのだな。
誰しもまずは自分が幸せであることが肝心だ。
全てはそこから始まる。



拍手[0回]

PR
NAME
TITLE
MAIL
URL
VOICE
EMOJI / FONT COLOR
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS
 
"ドーラ" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.