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ネット人生まっしぐら、アナログとデジタルの狭間にいきるドーラの雑記帳です。
02 / 03 Mon 14:49 ×
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04 / 05 Sun 21:35 #ドーラ ×
この時期、私の密かな楽しみに近所の1本桜の鑑賞がある。
この木は1本ながらも実に見事で、その桜たるや感動を覚えるのだ。
それをウォーキングの時に立ち止まり、ほんの3分にもみたいない時間眺める。
それだけで幸せな気分に浸れた。
絶望的な肉体状況に陥ると人は否応もなく精神的にも絶望的になってしまう。
それはごく当たり前のことであるが、往々にして精神は肉体を正しく捉えられず必要以上に絶望感を煽ってしまう。
自律神経が崩れやすい私は、意識的にコントロールしているが、やはり一方的に崩れていく肉体には適わないものだ。
それがこの桜を見るとパッと明るくなったものだ。

今夜見に行ったら伐られていた。
凄い残念。悲しさすらおぼえる。
でもこの桜もそう長くはないと予見はしていた。木肌の表面が普通ではなく、咲き方もやや狂い咲きに近い。
年々桜の咲き方も衰えてきてはいた。
残念だが、それが生きるということなのだろう。
生きていれば、いつかは衰える。
そして終わりは来るのだ。
それを悲しむより、
「よーやった。お疲れさま。とっても素晴らしい花をみせてくれたね。ありがとう」
といいたい。
生きるとは変化の連続である。
それが当然なのだ。
実に素晴らしい桜だった。
桜というのは咲き誇った美しさと、パッと散ってしまう儚さがなんとも琴線に触れる。
永遠に咲く桜はない。
華々しく咲けば、パッと散ってしまうものだ。
それが自然の摂理なのだろう。
地味に生きれば、地味に死が待っている。
それもまたどれほど素晴らしいことであろうか。

あの桜の素晴らしさはマダ目に焼きついている。
ありがとう。


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