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ネット人生まっしぐら、アナログとデジタルの狭間にいきるドーラの雑記帳です。
05 / 12 Sun 05:15 ×
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12 / 14 Sun 23:15 #ドーラ ×
本日いってまいました!!46歳で亡くなられたんですね・・・あー・・・本当に素晴らしい作家や表現者が失われたんだと実感します。一億総オバカさん化しつつある日本にはむしろああした方はいなくなるものなんですね。時代の趨勢でしょうか。今の時代を作り同時に滅びへと導く老害化しつつある先輩方の責任なのか、時代が過ぎてみないとわからない部分もあります

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杉並アニメーションミュージアム)

初めて行きましたが、アニメーションミュージアムという看板に対して環境にかなり乖離がありますねw 杉並区の本音が透けて見えるようで ┐(´∀`)┌ヤレヤレ という心境にもなりましたが、逆も真なりで、ああした区の空いた施設をお金をかけずに上手にやっている好例でもあると言えます。陶芸家が作られた壁面や、懐かしい感じのする、今の建物にはない味のある建物のデザインと構造はある意味では下手な施設より味わい深い。(有名な建築家だったと出る際に知りなるほど)そして正面には神社!ある意味では素晴らしいロケーションです。会館では地元に根ざした神式の結婚式もされているよう。しかもこのアニメーションミュージアム無料で運営されています。入館料無料ですぜ。それでアニメDVDを見れたり漫画よめたり(古いけど)アニメ体験(クソみたいなものだけど)出来たり歴代の方々のサインが見れたり机が見れたりして小さいながらも面白い感じです。常設展はほんと大したことないんですが企画展がよろしい。

今敏監督の回顧展が開催中)

1月24日まで?開催しております。期間中は監督の作品上映会もあり(しかも無料)、監督の作品を皆で見れる大チャンスであります。どうせ小さいだろうけど、辺鄙だし日曜とはいえ立ち見ぐらいはできるだろうと高をくくって行きましたら・・・

満員
ガッデム!(;´∀`) 千年女優みるのが目的だったのに!

まあ映写室が小さいのでいたし方ありません。6*7の42席ありまして、あの手の映写室にしてはそう悪くない広さ。油断してました。映画みるのが目的なら速めに行きましょう。

企画展といっても小さいだろうと、これまた高をくくっておりましたが、小さいなりにちゃんと整理されており複製が中心ですがそれでも半分近くは本物の原稿等が展示されており満足!!じっくり見学させていただき90分。更にパプリカの制作の際に撮影されたインタビュー映像が60分。こういう方だったんだ。洒落た方やなー見習いたい。凄い精力があり胆力も感じられた。それがまさかすい臓がんとは・・・なんという不条理。

インタビューはモニターで13席ぐらい座って見れるのがまた良い。60分堪能しました。本当に惜しい方を・・。

レイアウトマン)

彼の作品の魅力は何だろう。凄い惹かれているのにどこに惹かれているかピンと来てなかったのですが展示されている漫画をよみ自得。彼は天才的なレイアウトマンでは!?とにかく描ける!描ける!描ける!圧倒的な描く能力。正直、漫画家には向いていないと思った。描かれているレイアウトが実に凄い。瞬間イメージ記憶に優れいたと想像。しかもあの繊細なペンタッチからかなり手先が器用。つまり頭もいい。と自得しました。ただストーリー作家タイプではない。そういう意味では天才的なアニメーターだったんだと解釈中。緻密、とにかく仕事が緻密だ。絵コンテがいちいち凄い。おっそろしい。かなり淡々とした人でどちかかというと情感派ではない。絵からも情のようなものは感じずレイアウトの完成度と緻密な描画に象徴的に迫力を感じる。その分だけ沈むものは強そうだけに惜しい。

インタビューで彼のアプローチを聞きながら自得する。「先を決めちゃうと安牌でやろうとするからゴールを決めない」そういった趣旨のことを自分でおっしゃられていた。なるほど。なるほど。それにしても凄い仕事ぶりだったようだ。短い人生の後半をいい気に駆け抜けたように感じた。

押井守との逸話)

一時一緒に仕事をされていたと展示で知り驚く。「性格が絶対に合わないでしょ!?」と思ったが案の定に破綻したようだw 押井氏はある種、成長しない面白さがある。まー本来は作家としてそれではどうなんだろうかと眉をひそめるが、外野としてはそれはそれで別な面白さを感じていた。本来、人は老いと共に作品も渋みや深みがまして面白くなるのだが彼にはそうしたものがない。永遠の厨二病というか同じところをグルグル回っている。庵野監督には変化が感じられる。今後が楽しみだ。そういう意味では作品と共に今監督も変化が見られた。次回作はロボットだけが登場する(パプリカの遊園地に出ていた)映画を制作されていたと知る。その最中に亡くなったようだ。僅かだが展示されていた。

会場には)

今敏氏へのメッセージ等が来館者から寄せられていており興味深かった。また、あんな辺鄙で小さい、お世辞にも素晴らしい施設とは言えないながら中国やフランスや英語圏のお客さんもこられており国際色豊かで驚く。アニメの影響力と今敏監督の魅力を垣間見た。興味のある方は足を伸ばしてみてはいかがだろう。

杉並アニメーションミュージアム
http://sam.or.jp/

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